北海道・知床横断道が開通 観光シーズン本番迎える

知床横断道路が開通し、車を見送る羅臼町の職員ら=26日午前、北海道羅臼町

 世界自然遺産の北海道・知床で、冬は積雪のため通行止めになっていた知床横断道路(国道334号)が26日、開通した。除雪が順調に進み、4年連続で大型連休前の開通となった。知床の観光シーズンが本格化する。

 26日は横断道路のほぼ真ん中にある知床峠では、濃い霧が立ちこめる中、多くの観光客が訪れた。

 横断道路は、知床半島西側の斜里町と、東側の羅臼町を結ぶ。知床峠からは、天気が良ければ北方領土・国後島が見える。11月上旬から全長27・3キロのうち23・8キロを通行止めにして、国土交通省北海道開発局が3月上旬から除雪をしていた。


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