両陛下、前大公死去で弔問 ルクセンブルク大使館へ

弔問のためルクセンブルク大使館を訪れ、供花される天皇、皇后両陛下=25日午前、東京都千代田区(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は25日、長年の親交があったルクセンブルクの先代元首、ジャン前大公が98歳で死去したことを受け、東京都千代田区のルクセンブルク大使館を弔問のため訪問された。

 両陛下は前大公の写真が置かれた献花台に供花し、記帳した。宮内庁によると、天皇陛下は1953年に英国エリザベス女王の戴冠式で前大公夫妻に会って以来、家族ぐるみで親交を深めてきた。

 ジャン前大公は2000年に息子で現元首のアンリ大公に譲位。アンリ大公は17年11月に国賓として来日しており、皇居・宮殿で大公と会見した陛下は、前大公について「お元気ですか」と尋ねていた。


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