道議らに72人分の個人情報流出 JA北海道厚生連役員が提供

 北海道厚生農業協同組合連合会(札幌市、JA北海道厚生連)は23日までに、厚生連や札幌厚生病院(札幌市)の従業員72人分の個人情報が流出したと発表した。役員が道議の依頼を受けて提供し、別の道議選候補者にも渡っていた。24日に記者会見を開き、詳細な経緯を説明する。

 JA北海道厚生連によると、厚生連の役員がオホーツク西地域選出の道議から「パンフレットを配布するので札幌市西区の従業員の情報を提供してもらいたい」と依頼を受け、使用目的を十分に確認せずに72人の氏名、住所、電話番号、肩書などを教えた。

 道議はこの情報を別の道議選候補者に提供した。


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