ロイター通信記者2人の上告棄却 ミャンマー国家機密法違反

 【ヤンゴン共同】ミャンマーで、イスラム教徒少数民族ロヒンギャの極秘資料を警察から不法に入手したとして国家機密法違反の罪に問われ、二審で禁錮7年の判決を受けたロイター通信のミャンマー人記者2人に対する上告審で、同国の最高裁は23日、2人の上告を棄却した。

 2人は2017年12月から身柄を拘束され、欧米を中心とする国際社会からは「報道の自由」の侵害だとして釈放を求める声が高まっていた。

 ミャンマーは三審制だが、最高裁の判決に不服がある場合には最高裁に「特別上告」を申し立てることが可能。特別上告が受理されれば、大法廷による判断が下される。


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