建築評論家の長谷川堯さん死去 近代建築を鋭く批判

死去した長谷川堯さん

 近代建築を鋭く批判した評論で知られる建築評論家で建築史家の長谷川堯(はせがわ・たかし)さんが17日午後7時ごろ、がんのため東京都内の自宅で死去した。81歳。島根県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く予定。俳優の長谷川博己さんは長男。

 武蔵野美術大名誉教授。1972年の論文集「神殿か獄舎か」で近代の記念碑的な建築を検証し、注目を集めた。「都市廻廊」で毎日出版文化賞、「建築有情」でサントリー学芸賞を受賞。他の著書に「日本ホテル館物語」など。


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