大阪補選、首相演説に籠池被告 「国民の心動かせない」

 森友学園前理事長の籠池泰典被告(66)=詐欺などの罪で公判中=は20日、安倍晋三首相(自民党総裁)が京阪寝屋川市駅前(大阪府寝屋川市)で行った衆院大阪12区の補欠選挙の街頭演説に姿を見せた。終了後、報道陣に「演説が下手。自分の実績を言うだけで国民の心を動かすものがない」と感想を語った。

 籠池被告は終始真剣な表情で耳を傾け、演説内容に深くうなずく場面もあった。周囲には人だかりができ、大勢の市民から握手を求められた。会場には妻諄子被告(62)=同=も来ており「国民をなめるな」と叫んでいた。


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