Jヴィレッジが全面再開、福島 8年ぶり、復興加速期待

JR常磐線の新駅「Jヴィレッジ」の開業を祝い、くす玉を割る地元の小学生たち=20日午前、福島県

 東京電力福島第1原発事故の直後に収束作業の拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)が20日、約8年ぶりに営業を全面再開した。既存の施設に加え、大規模会議室を備えたホテルや全天候型の屋内練習場が新たに整備された。

 2020年の東京五輪で聖火リレーの出発地となることが決まっており、原発事故の影響が残る県沿岸部の復興を後押しする役割も担う。

 Jヴィレッジは1997年、国内初のサッカーのナショナルトレーニングセンターとして開設されたが、原発事故後は営業を休止。17年3月まで、政府や東電が原発事故の収束作業の拠点として利用した。


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