2019年4月19日 19:05 | 無料公開
オートバイで移動する配達員ら=11日、ソウル(共同)
【ソウル共同】宅配文化が普及する韓国で、バイクで料理の出前などをする労働者の「争奪戦」が起きている。韓国メディアによると、配達員が直接雇用の飲食店から、より待遇の良い配達代行業者に移るケースが相次いでおり、厚遇を提示しなければ人手を確保できないと飲食店主らから悲鳴も上がる。
配達代行業は、店から依頼を受けて料理などを宅配するサービスを提供。依頼した店は1件当たり3500〜4千ウォン(約340〜390円)ほどの手数料を支払う仕組みだ。代行業の関係者によると、手数料の90%が配達員の取り分となり、月600万〜700万ウォンを稼ぐ配達員もいる。