襲撃犯、米へ逃亡しFBIに連絡 スペインの北朝鮮公館事件捜査

 【パリ、ソウル共同】スペインの司法当局は26日、スペイン・マドリードの北朝鮮大使館が2月に襲撃された事件の捜査に関する文書を公表した。襲撃犯のリーダーは米国に住むメキシコ国籍の男とみられ、事件後に米国へ逃亡、奪ったコンピューターなどを提供するため米連邦捜査局(FBI)に連絡したとしている。スペイン通信が伝えた。

 北朝鮮の金正恩体制打倒を訴える団体「自由朝鮮」(千里馬民防衛から改名)は27日、事件に関与したとする声明をホームページで公開した。襲撃について「どの政府の関与もなかった」としたが、具体的な状況は明らかにしていない。FBIとの情報共有は認めた。


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