日産・ルノー連合27日で20年 カリスマ退場で新体制模索

 日産自動車とフランス自動車大手ルノーが企業連合を組んで27日で丸20年を迎える。経営危機だった日産の復活をけん引し、カリスマ的な存在で成長をもたらしたカルロス・ゴーン日産前会長は、事件発覚で退場した。拡大主義のひずみもあらわになり、連合は岐路に立つ。三菱自動車を加えた3社は新体制下で運営の在り方を模索している。

 20年間は、ゴーン前会長が主役であり続けた。1999年3月に日産側が6千億円超の出資受け入れでルノーと合意。ルノー上席副社長を経て最高執行責任者として日産に入り、99年10月に「日産リバイバル・プラン」を打ち出して業績の急回復につなげた。


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