タイで総選挙の投票始まる 5年ぶりの民政移管へ期待

総選挙の投票をするタイのプラユット首相=24日、バンコク(共同)

 【バンコク共同】軍事政権が続くタイで24日、総選挙の投票が始まった。約5年ぶりの民政移管に向けて、市民の間には期待感が高まっている。選挙結果を受けて、軍がどのように政治介入を続けることになるのかが注目される。24日深夜(日本時間同)にも大勢が判明する見通し。

 総選挙は、地方農民など貧困層が基盤のタクシン元首相派の「タイ貢献党」と、エリート層が支持する反タクシン派の「民主党」、軍による支配の継続を狙う親軍政の「国民国家の力党」による三つどもえの戦い。

 各種世論調査では、タイ貢献党が第1党となることが確実視されているが、過半数獲得は難しい見込み。


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