NZ、軍仕様小銃の所持禁止へ 買い上げ制度も導入

21日、ニュージーランドの首都ウェリントンで、銃規制強化方針について記者会見するアーダン首相(ゲッティ=共同)

 【クライストチャーチ共同】ニュージーランドのアーダン首相は21日、南島クライストチャーチでの銃乱射事件を受け、容疑者が犯行で使用した軍仕様の半自動小銃や、自動小銃の所持禁止を盛り込んだ銃規制強化方針を発表した。同様の銃の新規販売は即座に禁じられ、既に市中に出回っているものを国が買い上げて回収する制度も導入される。

 記者会見したアーダン氏によると、規制強化を反映した法改正を4月11日までに実施。今後違法となる対象の銃を、既に所有している人たちから買い上げて回収するため、約2億ニュージーランドドル(約153億円)に上る予算が必要と見込んでいる。


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