「万引き家族」に仏セザール賞 式典欠席で是枝監督おわび

映画監督の是枝裕和氏

 【パリ共同】フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞の第44回授賞式が22日、パリで行われ、是枝裕和監督の「万引き家族」が最優秀外国映画賞を受賞した。手違いで式典に関係者が誰も出席しておらず、是枝監督はツイッターでおわびを表明した。

 日本映画の同賞受賞は1981年に黒沢明監督の「影武者」が受賞して以来。

 是枝監督はアカデミー賞発表を前に米ロサンゼルスに滞在中で、ツイッターを通じてコメントを発表した。万引き家族は昨年、同じフランスのカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞。セザール賞受賞で「幸せな旅の締めくくりができた」と喜びを伝えた。


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