キューバ改憲へ国民投票 冷戦後の情勢変化に対応

キューバ憲法改正を巡る国民投票に向け、準備が進む投票所=17日、ハバナ(ロイター=共同)

 【ハバナ共同】カリブ海の社会主義国キューバで24日、憲法改正の是非を巡る国民投票が行われる。市場原理の役割や私有財産の所有を認め、大統領や首相のポストを新設する内容で、承認が確実視されている。冷戦後の国際・経済情勢の変化や政権内の世代交代に対応した。結果公表は25日の予定。

 現行憲法は1976年に制定。共産党一党支配や社会主義体制堅持の方針は変わらない。市場原理については、最大の援助国だったソ連が91年に崩壊した後、困窮したキューバは経済の部分開放を徐々に進めてきており、これに憲法の裏付けが加わる形だ。


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