プラごみ25%削減決定へ レジ袋有料化も義務化

プラスチックごみの削減戦略を議論する中央環境審議会の小委員会=22日午前、東京都千代田区

 中央環境審議会は22日の小委員会で、ペットボトルなど使い捨てプラスチックの排出量を2030年までに25%削減する環境省の「プラスチック資源循環戦略案」を議論した。同日決定する見通し。戦略案には小売店へのレジ袋有料化の義務付けも盛り込んだ。ただ排出削減の比較対象となる基準年は、産業界の異論などに配慮して明示しなかった。

 原田義昭環境相への答申を経て、政府の「循環戦略」に格上げする。深刻な海洋汚染を招くプラごみ問題は世界的な関心が高まっており、6月に大阪で開催する20カ国・地域(G20)首脳会合へ向けて、日本政府の姿勢をアピールする。


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