市前副議長に辞職勧告15回 栃木・小山、セクハラ理由

 栃木県小山市議会は21日までに、市の女性職員にセクハラ行為をしたとされる角田良博前副議長(69)=7期目=に対し、15回目となる辞職勧告決議案を全会一致で可決した。角田氏は取材に「私は潔白だ。勧告に応じない」と話し、これまで同様辞職しないと明言。後援会の要請を理由に、4月の統一地方選で実施される同市議選に8期目を目指して出馬する意向を示した。可決は19日。

 市議会はセクハラ問題が持ち上がった2015年9月以降、辞職勧告決議を繰り返したが、決議に強制力はない。今回は任期満了前の最後の勧告になるとみられる。


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