脊髄再生医療、初の保険適用 薬価は1回1500万円

 厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は20日、脊髄損傷に対する初の再生医療として薬事承認されていた治療用幹細胞「ステミラック」に、公的医療保険を適用することを承認した。26日にも保険治療が可能になる見通し。

 静脈注射で使い、薬価は1回当たり約1500万円。対象患者は250人程度を見込む。

 けがから31日以内の患者の骨髄液から幹細胞を取り出して増殖させる細胞医療で、札幌医科大と医療器具大手「ニプロ」(大阪市)が共同開発。昨年12月に厚労省から最大7年間の条件付きで製造販売の承認を得た。


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