着物デザイナー小泉清子さん死去 呉服店「鈴乃屋」創業、100歳

死去した小泉清子さん

 着物デザイナーで呉服店「鈴乃屋」名誉会長の小泉清子(こいずみ・きよこ)さんが、17日午後3時9分、老衰のため東京都内の病院で死去した。100歳。東京都出身。葬儀・告別式は27日午後1時から東京都台東区上野公園14の5、寛永寺で。喪主は長男章(あきら)氏。

 1947年、東京・上野で「鈴乃屋呉服店」を創業。皇后美智子さまの着物のデザインを担当したほか、着物を通じた海外との文化交流にも努めた。84年からNHK大河ドラマの衣装考証を手がけ、これまでに「独眼竜政宗」「篤姫」などを担当した。

 勲三等瑞宝章受章、2006年きもの博士に選ばれた。著書に「夢我夢中」など。


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