山陽新幹線が運転見合わせ 試運転列車でトラブル

山陽新幹線の車両トラブルの影響で、混雑するJR博多駅改札口付近で対応する駅員=19日午前11時4分

 19日午前9時40分ごろ、山陽新幹線の小倉(北九州市)―博多(福岡市)間を走行中の試運転列車に車両の異常を示す表示が出たため、運転士が同区間の福岡県久山町で停車させた。広島(広島市)―博多間の上下線で一時運転を見合わせ、一部列車が運転を取りやめたほか、さくら544号などに遅れが出た。試運転列車に客は乗っておらず、けが人はいない。

 JR西日本によると、トラブルが起きたのはN700系の16両編成で、新型の「N700S」ではない。現地で車両を点検。その後、博多駅まで自走した。台車の異常の可能性があり、同社で原因を調べる。


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