実質賃金の集計巡り週内に初会合 厚労省、有識者検討会

 根本匠厚生労働相は19日の記者会見で、毎月勤労統計の実質賃金の集計に関する有識者検討会を21日に設置し、初会合を週内にも開催すると明らかにした。座長には労働分野に詳しい学習院大名誉教授の今野浩一郎氏が就く見通し。

 厚労省が発表した毎月勤労統計調査によると、2018年の実質賃金は前年比0・2%増で2年ぶりのプラス。一方、野党は「実態に近い形で試算するとマイナス0・4%になる。アベノミクス偽装だ」としている。

 今野氏は中央省庁の障害者雇用水増し問題でも第三者検証委員会のメンバーを務めた。


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