2019年1月23日 23:13 | 無料公開
【ダボス共同】日立製作所の中西宏明会長は23日、英国での原発新設計画の凍結を決めたことに関し、再び検討に入るには英政府による国有化が条件になるとの考えを示した。スイス東部ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会の会場で報道関係者に語った。
中西会長は英政府が事業会社に過半出資するには法改正が必要になるとし「長い時間がかかる」と指摘した。
同席した世耕弘成経済産業相は「原発を使いたい国の方がマジョリティー(多数派)だ」と主張。海外から求めがあれば、政府として国内の原発メーカーなどに対し原発建設計画への参画を支援していく考えを示した。