日ロ平和条約交渉、長期化も 菅官房長官「生易しくない」

 【モスクワ共同】安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による22日の首脳会談では、北方領土問題で具体的な進展が示されず、首相が6月の大筋合意を目指す平和条約締結交渉は長期化の可能性も出てきた。菅義偉官房長官は23日の記者会見で「すぐ結論が出るような生易しい問題ではない」と述べた。

 プーチン氏は会談後の共同記者発表で、平和条約交渉について「骨が折れる作業が今後控えている」と述べた。条約は両国の国民に受け入れられるものでなければならないとも指摘した。

 首相は、平和条約問題について「時間をかけてプーチン氏と胸襟を開いて話し合った」と述べるにとどめた。


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