米エドガー賞候補に竹内さん 「謎とき」著者、評伝部門

 【ニューヨーク共同】米ミステリー界で最も権威あるエドガー賞の今年の候補作が22日、発表され、北海道大大学院の竹内康浩教授(53)=米文学=の「マークX 誰がハック・フィンの父親を殺したか」が評論・評伝部門の候補に選ばれた。受賞作は4月25日にニューヨークで発表される。

 同書は2015年の竹内さんの著作「謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』」を基に、英語で書き下ろしたものという。

 竹内さんは共同通信に「日本語では読者があまり広がらなかった。英語で書いても評判にならなければ、本の中身のせいだと納得しようと思っていた。候補に選んでもらい、うれしい」と語った。


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