広場にチューリップ20万本 オランダ首都に春の雰囲気

アムステルダムの王宮前広場を埋めたチューリップを楽しむ女性=19日(共同)

 【アムステルダム共同】世界一の花の輸出国であるオランダの首都アムステルダムで19日、同国のシンボル、チューリップ約20万本で王宮前の広場を埋めるイベントが行われた。気温0度に近い冬の晴れ間に、1万人以上の市民や観光客がカラフルな春の雰囲気を楽しんだ。

 「チューリップの日」と名付けられたイベントはチューリップ産業の仕事始めと輸出振興のため、業界団体が2012年から毎年1月の第3土曜に開催。入場無料で1人20本まで摘んで持ち帰れるとあって好評で、アムステルダムの冬の風物詩として定着した。

 オランダは毎年1〜4月に約17億本のチューリップを世界中に出荷する。


  • LINEで送る