メキシコの爆発、死者66人 「悲劇」と大統領、被害拡大も

18日、メキシコ中部トラウエリルパンで、破裂した石油パイプラインの近くに集まる人々。ソーシャルメディアから。(Veronica Monroy/Diario Plaza Juarez提供・ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】メキシコ中部イダルゴ州トラウエリルパンで18日発生したパイプラインの爆発は、約5時間後に鎮火した。同州知事は19日、死者が66人、負傷者が76人に達したと明らかにした。19日未明に現地入りしたロペスオブラドール大統領は記者団に「悲劇だ」と述べた。

 現場には爆発当時、数百人がいたとされ、死傷者が増える可能性がある。AP通信によると、行方不明者は85人以上。

 在メキシコ日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 当局は住民らが地中のパイプラインに穴を開け、ガソリンを違法に抜き取っていたところ引火したとみて調べている。


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