2019年1月18日 23:05 | 無料公開
【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が1月から始めた新たな原油の協調減産枠組みで、サウジアラビアとロシアの2カ国で全体の削減目標の半分程度を担っていることが18日、明らかになった。
減産する余力のある国が限られているためとみられ、リーダー格の2カ国に枠組みの成否がかかる構図が鮮明となった。
減産状況を点検する監視委員会が参加国ごとの目標を公表した。サウジが日量32万2千バレル、ロシアが同23万バレルそれぞれ減産。全体の削減量の約46%に当たる。イラクの14万1千バレルを加えると、全体の約58%となる。