青森沖漂流の2人、北朝鮮帰国へ 入管当局、長崎に移送

 青森県沖の日本海を木造船で漂流中、秋田海上保安部の巡視船に救助された北朝鮮国籍の男性2人について、東京入国管理局は18日、長崎県大村市の大村入国管理センターに移送したと明らかにした。帰国に向けた手続きを進めているという。

 この日、2人は入管難民法に基づき一時的に入国できる「遭難上陸」の許可を受け、朝に青森港で巡視船を下りた。仙台入管の車で仙台空港に行き、空路で長崎入りし、午後、センターに着いた。

 第2管区海上保安本部(塩釜)によると、2人は20代。13日に青森県深浦町沖を木造船で漂流しているのを発見された。「漁のため北朝鮮を出た。帰りたい」と話していた。


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