ロヒンギャ解決へ積極関与 ASEAN、外相会議で一致

ASEAN外相会議を終え記者会見するタイのドン外相=18日、タイ・チェンマイ(共同)

 【チェンマイ共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は18日、タイ北部チェンマイで外相会議を開き、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題解決へ向けて、ASEANが積極的に関与する方針で一致した。一部加盟国が中国と領有権を争う南シナ海問題では、議長国タイが発表した報道声明で「いくつかの懸念があることに留意」と言及された。

 タイのドン外相は終了後の記者会見で、ロヒンギャ問題解決のため「ASEANの役割を強めていくことを明確にした」と述べた。ASEANは内政不干渉を原則とするが、ミャンマーを支援する姿勢を鮮明にした。


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