長岡空襲、母子の犠牲新たに確認 1488人に、遺族申し出

記者会見する新潟県長岡市の磯田達伸市長=17日、新潟県長岡市

 新潟県長岡市は17日、1945年8月1日の長岡空襲で、川崎市から疎開していた母子が犠牲になったことを新たに確認したと発表した。犠牲者は2人を加え1488人となった。遺族の申し出があり、長岡戦災資料館が被災状況を確認した。

 長岡市によると、確認されたのは渡辺ミスさん=当時(29)=と、次女礼子さん=同(7カ月)。歯科医だった夫ら家族と川崎市に住んでいた45年に空襲に遭い、一家5人で長岡市に疎開。長岡空襲では、ミスさんが礼子さんをおぶって畑に避難した際に焼夷弾が直撃し、2人は同8月6日までに死亡した。


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