G20シンポ、高齢化社会を議論 財務相会合の主要テーマ

シンポジウムの冒頭、あいさつをする日銀の雨宮正佳副総裁=17日午前、東京都文京区(代表撮影)

 日銀と財務省は17日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁代理会議に先立ち、高齢化による経済や社会保障などへの影響をテーマとしたシンポジウムを東京都で開いた。2019年の議長国を務める日本は、高齢化社会での経済や金融の問題をG20財務相・中央銀行総裁会議の議論の柱とすると発表している。

 シンポジウムの冒頭で、日銀の雨宮正佳副総裁は「高齢化はG20諸国に共通した政策課題だ」と説明。「高齢化は今後、経済活動に対してネガティブな影響を及ぼしうるという点で、重要なリスク要因だ」などと指摘し、議論を深める重要性を強調した。午後には黒田東彦総裁が講演。


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