北海道地震で初の関連死 札幌市の80代女性

 札幌市は16日、昨年9月の北海道地震で転倒し、その後に死亡した市内の80代女性を災害関連死と認定したと発表した。道によると、この地震による関連死の認定は初めて。今回の女性を含め、地震に伴う死者は計42人となった。

 認定は15日付。札幌市によると、女性は地震発生時、同市東区の自宅で転倒した。打撲による強い痛みがストレスとなり、肺の持病が悪化。昨年10月、肺炎により死亡した。

 遺族が災害弔慰金の支給を申請。医師や弁護士ら5人で構成する審査委員会が病院のカルテなどを調べ、地震との関連を認めた。


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