辺野古埋め立て承認の再撤回示唆 沖縄副知事「視野に作業、検討」

 沖縄県の謝花喜一郎副知事は16日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、辺野古沿岸部の埋め立て承認を再び撤回する可能性を示唆した。県庁を訪れた野党国会議員との面会で「第2の撤回を視野に入れ、作業、検討している」と述べた。

 政府は昨年12月14日、沿岸部で土砂投入に着手した。謝花氏は投入された土砂の性質が事前の申請とは異なる可能性があると指摘し「こうしたことを積み重ねるなら第2、第3の撤回も考えざるを得ない」と言明した。

 玉城デニー知事も県庁で記者団に「専門的に探求したわけではないが、理論上可能だととらえている」と語った。


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