訪日客の消費、4兆5千億円 18年、1人当たりは微減

免税店に買い物に訪れ、バスに乗り込む外国人観光客=2016年1月、東京・銀座

 観光庁は16日、2018年に日本を訪れた外国人旅行者の消費額は推計4兆5064億円で、過去最高を更新したと発表した。訪日客数が初めて3千万人超えとなったことを反映した。ただ1人当たりの消費額は、前年に比べて微減の約15万3千円にとどまった。

 18年から精度を高めるため統計の取り方を変更しており、従来の手法で推計した場合は4兆8千億円で、17年の4兆4162億円(確定値)に比べて8・7%増となる。

 同庁は、今月11日に公表した18年の訪日客3119万人について国・地域別の内訳も公表。中国が前年比13・9%増の838万人で4年連続のトップとなった。


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