2019年1月16日 13:04 | 無料公開
ルーマニアに設置されたイージス・アショアの施設=2016年(ロイター=共同)
防衛省が、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地である秋田、山口両県で、レーダーの電波影響調査を3月末までに実施する方向で調整に入った。防衛省関係者が16日、明らかにした。イージス・アショアの電波による人体や環境への影響について地元から不安の声が上がっていることを踏まえた措置だ。
配備先である陸上自衛隊の新屋演習場(秋田市)とむつみ演習場(山口県萩市、阿武町)に陸自の対空レーダー装置を設置し、電波を出して影響を調べる。具体的な日程などについては地元自治体との調整を急ぐ。