ビール類出荷14年連続最低 18年、豪雨や地震も影響

「さっぽろ大通ビアガーデン」でビールを手に乾杯する人たち=2018年7月、札幌市

 ビール大手5社が16日発表した発泡酒と第三のビールを含むビール類の2018年の出荷量は、前年比2・5%減の3億9390万ケース(1ケースは大瓶20本分)となった。14年連続で最低を更新し、1992年の統計開始以来、初めて4億ケースを割った。消費者の節約志向や酒の好みの多様化に加え、豪雨や地震による物流の混乱なども影響した。

 内訳はビールが5・2%減の1億9391万ケース、発泡酒も8・8%減の5015万ケースとなった。価格の安い第三のビールは、流通大手から受託生産するプライベートブランドの拡大もあり、3・7%増の1億4983万ケースだった。


  • LINEで送る