「パレスチナ独立」訴え G77議長就任でアッバス氏

15日、G77の議長国就任の式典で演説する、パレスチナ自治政府のアッバス議長=米ニューヨークの国連本部(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】国連本部で15日、発展途上国でつくる「77カ国グループ(G77)」の2019年の議長国にパレスチナが就任する式典が開かれ、パレスチナ自治政府のアッバス議長が中東和平について「国家としてのパレスチナ独立を実現させる平和的解決を目指す」と訴えた。

 アッバス氏は、イスラエルによるパレスチナの占領は「(中東)地域の人々の発展を妨げている」と非難。議長国として世界各地で外国による植民地支配に苦しむ人々を置き去りにしないよう力を注ぐと抱負を述べた。


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