最高齢のチンパンジー死ぬ、神戸 推定69歳、市立王子動物園

神戸市立王子動物園のチンパンジー「ジョニー」(同園提供)

 神戸市立王子動物園(同市灘区)は15日、推定69歳の雄のチンパンジー「ジョニー」が死んだと発表した。国内では過去最高齢だったという。

 動物園によると、ジョニーはアフリカで生まれ、1955年に推定5歳で来園。5匹の雌との間に9匹の子をもうけ、63年に生まれた最初の子は国内で初めて人工飼育されたことでも知られる。

 高齢のため2017年から寝室で療養中だったが、昨年9月ごろから食欲が落ち、飼育員が15日早朝、死んでいるのを見つけた。死因は老衰とみられる。

 広報担当者は「チンパンジーの平均寿命は40〜50歳とされており、大往生だった」と話した。


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