EUの外交公電、多数が流出 不正アクセスで、中国の手口か

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、欧州連合(EU)の外交公電を扱うシステムが約3年間にわたりハッキングを受け、多数の公電が流出したと伝えた。米サイバーセキュリティー会社が公電数千本の流出をインターネット上で発見、一部を同紙に提供した。

 ハッキングは中国の人民解放軍の手口に似ており、同社の専門家は「中国政府とつながりがあるのは疑いがない」と述べた。

 今年7月のEU当局者と中国の習近平国家主席の会談に関する公電には、米政権との貿易紛争について習氏が「貿易戦争は皆を傷つけるが(米国の)いじめには屈しない」と語ったことが記されている。


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