東京・練馬図書館スト、寸前回避 非常勤司書の処遇で紛糾

 指定管理者制度の拡充に伴い、処遇の大幅変更を提示された東京都練馬区立図書館の非常勤司書らの労働組合が反発し、区との団体交渉でストライキを通告するまで事態が紛糾したことが、19日までに分かった。

 最終的に、別の図書館に移りこれまで同様にカウンター業務を続けるとの打開案を組合が受け入れ、ストは寸前で回避された。公共施設の運営を民間委託する指定管理者制度を導入する図書館が全国で拡大し、公的機関の非正規労働者も増える中、議論を呼びそうだ。

 組合は同日、集会を開き経過を報告。業務の詳細などを巡り、今後も区と協議を続けるという。


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