「錦帯橋」を世界遺産候補に要請 文科相に山口知事ら

山口県岩国市の錦帯橋

 美しい5連の木造アーチ橋として知られる山口県岩国市の「錦帯橋」の世界文化遺産登録を目指し、村岡嗣政知事ら地元関係者は19日、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦に向けた国内候補として選ぶよう柴山昌彦文部科学相に要請した。

 村岡氏は、橋の歴史や構造などをまとめた提案書を提出し「景観や構造の美しさなど普遍的価値について整理した。ぜひとも世界遺産の国内候補となるユネスコの暫定リストに加えてほしい」と強調。柴山氏は「提案書を拝見し、必要に応じて専門的な助言をしたい」と応じた。

 錦帯橋は17世紀後半に初めて架けられた。


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