宮城の被災図書館、公民館が再建 名取駅前の活性化狙い

公民館や図書館が再建された複合ビルのオープニングセレモニーでテープカットする関係者ら=19日午前、宮城県名取市

 東日本大震災で被災した宮城県名取市の公民館や図書館が19日、JR名取駅前の複合ビルに再建され、関係者がオープニングセレモニーを開いた。震災の影響で駅前の商店などが廃業、市は機能を集約し活性化を狙う。

 図書館と公民館は震災の揺れによる損傷が激しく、運営が困難に。図書館は国連児童基金(ユニセフ)などの支援を受けて代替施設を設立、公民館は仮設事務所で業務を行っていた。

 セレモニーでは、津波で大きな被害を受けた同市閖上地区に伝わる「閖上大漁太鼓」の演奏が披露され、地元保育園の園児らがくす玉を割るなどして門出を祝った。


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