土砂搬出現場で重機に損傷、沖縄 故意に壊されたか、県警捜査

辺野古埋め立て用土砂の搬出で使われている桟橋近くで、重機の損傷が見つかった現場を調べる警察官ら=18日午前、沖縄県名護市安和(小型無人機から)

 18日午前7時ごろ、沖縄県名護市安和のセメント製造会社「琉球セメント」の敷地内で、パワーショベル1台の鍵穴が損傷していると同社の警備員から巡回中の名護署員に通報があった。同社が所有する近くの採石場でも重機数台が被害を受けたといい、県警は故意に壊された可能性が高いとみて、器物損壊などの疑いで調べている。

 同社の桟橋からは、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設工事に使う、埋め立て用土砂を搬出している。

 県警によると、土砂の投入が始まった14日には、移設先の米軍キャンプ・シュワブでもパワーショベルなど計3台が同様に損傷したりしているのが見つかった。


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