「いじめ対策に教員増を」新潟 中2自殺で遺族が申し入れ

新潟県庁を訪れ、県教委に申し入れをする、自殺した新発田市の男子生徒の母親(左手前)=18日午前

 新潟県新発田市で昨年6月、市立中2年の男子生徒=当時(13)=がいじめを訴え自殺した問題で、生徒の40代の母親が18日、新潟県庁で県教育委員会の担当者と面会し、県教委が設置する「いじめ対策等検討会議」で教員の定員増を提言するよう文書で申し入れた。

 申し入れ書は、新発田市教委の第三者委員会が、再発防止に向けて教員がいじめを認知しやすい環境を整えるべきだと提言しており、実施すれば教員の負担増は避けられないと指摘。「現状では絵に描いた餅になりかねない。定員増を提言してほしい」としている。


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