北陸・九州新幹線に財投活用 余剰1700億円、国費も増額

 政府は17日、建設費が膨らんでいる北陸、九州両整備新幹線の追加財源として、2019〜22年度の4年間で、財政投融資の活用による余剰資金約1700億円を充てる方針を固めた。国費は増額し、19年度予算案で790億円超にする方向だ。18日に開かれる与党プロジェクトチームの会合で報告する。

 新幹線の建設費は、JRが国側に支払う線路使用料(貸付料)を充て、残りを国と沿線自治体が2対1の割合で負担する仕組み。国費は毎年755億円を計上していた。

 両新幹線は人件費の高騰などで建設費が上振れし、計3450億円の追加財源が必要とされる。


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