カネボウ白斑症状、調停成立 女性39人、東京地裁

 カネボウ化粧品(東京)の美白化粧品を使い、肌がまだらに白くなる白斑症状が出たとして、東京都などに住む20〜80代の女性39人が同社に損害賠償を求めた訴訟は17日、東京地裁(門田友昌裁判長)で調停が成立した。原告に解決金が支払われたが、額は公表されていない。

 原告側弁護団によると、調停条項には「肌に直接触れる製品を届けるメーカーとしての責任を重く受け止め、再発防止に努める」とするカネボウの謝罪が盛り込まれた。

 39人は2015年4月以降に順次提訴。美白効果があるとする成分「ロドデノール」を配合した化粧品を使い、症状が出た。


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