大坂選手、北海道にラケット寄贈 地震被災地に30本

北海道の高橋はるみ知事(右)に、テニスラケットを代理で寄贈する大坂なおみ選手の祖父鉄夫さん=17日午前、北海道庁

 女子テニスの大坂なおみ選手は17日、最大震度7の地震で被災した北海道に、テニスラケット30本を寄贈した。根室市に住む祖父で根室漁協組合長の鉄夫さん(73)が、代理として道庁での贈呈式に出席した。

 鉄夫さんはラケットのうち1本を高橋はるみ知事に手渡し「なおみは地震の被害を気にしており、北海道の役に立てればとの思いでいる。被災地の子どもたちにテニスを楽しんでほしい」と笑顔で話した。

 大坂選手は鉄夫さんの長女環さんと、ハイチ出身のレオナルドさんとの間に生まれた。地震があった9月には、全米オープンで四大大会シングルスの日本勢初優勝を果たしている。


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