米不法入国の7歳女児死亡 トランプ政権に批判

米国に越境しようと国境付近を歩く中米諸国の移民ら=13日、メキシコ北西部ティフアナ(ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】中米諸国からの移民約160人と行動を共にしていたグアテマラ人女児(7)が6日にメキシコから米西部ニューメキシコ州に不法入国して拘束された後、体調を崩して翌日死亡した。米メディアが14日までに伝えた。

 女児は食事や水を数日間取っておらず、拘束後に発作を起こし脱水症状になったとみられている。危険を冒して米国を目指す不法移民に対し、不寛容政策を続けるトランプ政権の対応にさらに批判が高まっている。

 女児は父親(29)と一緒に越境。ニールセン米国土安全保障長官はFOXニュースで、お悔やみを述べる一方「不法入国は非常に危険だ」と強調した。


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