ミャンマーにコンテナ港 日本支援、中国と競う

ミャンマーのティラワ港で建設された多目的ターミナル=14日(共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマーの最大都市ヤンゴン近郊のティラワ港で、日本政府の支援で建設された多目的ターミナルの第1期工事が完了し、14日に式典が行われた。ヤンゴンでの港湾貨物取扱量は今後10年で3倍以上に増えると予測され、日本とミャンマーは拡張を計画している。

 ミャンマーでは中国も巨大経済圏構想「一帯一路」に基づき大型港の建設を計画。鉄道も含め輸送インフラ整備で日中両国が競っている。

 ミャンマーのコンテナ貨物取扱量は民政移管後に急増し、9割がティラワ港を含むヤンゴン周辺に集中。既存の港だけでは荷役の需要に追いつかない状態だ。


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