厚労相、妊婦加算凍結を正式表明 年度内に全面停止

厚生労働省

 妊娠中の女性が医療機関を外来受診した際に初診料などに上乗せされる「妊婦加算」について、根本匠厚生労働相は14日の閣議後の記者会見で、制度の運用凍結を正式に表明した。年度内に、上乗せ分の医療機関への支払いと妊婦からの徴収を全面的に停止する。4月の導入から約9カ月で見直しとなった。

 妊婦に自己負担を求めることに「妊婦税だ」といった批判が高まり、与党からも凍結を求める声が上がったことを踏まえた。19日開催予定の中央社会保険医療協議会(中医協)に諮り、了承が得られれば来年1月にも施行する見通し。

 根本氏は会見で時期について「速やかに実施する」と説明した。


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