京大、英語民間試験必須とせず 大学入学共通テスト

記者会見する京都大の北野正雄副学長=14日午前、京都市

 京都大は14日、2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間検定試験について、出願する受験生からの成績提出を必須としない方針を明らかにした。9月に公表した東大と同様の対応となる。

 京大によると、英語は、語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」で下から2番目の「A2」以上の能力を備えていることを出願要件とする。その証明は、民間試験の成績だけでなく、高校から同等の能力があると認める書類の提出でも確認できるとした。

 記者会見した北野正雄副学長は「民間試験そのものが具体的に見えておらず、懸念がクリアされていない」と指摘した。


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